【東京都の闇】小池百合子の答弁拒否はなぜ?沈黙は肯定だ!

政治

小池都政の闇をブログに書けば書くほど、真面目に生きているのがアホらしくなってしまいますね(そんな真面目に生きてないけど)。

今回は議会での小池さんへの質問に対し、自身が答弁せず職員に答弁させることが多すぎるんじゃないの?ということを突っ込まれた件について見ていきます。

スポンサーリンク

答弁拒否率76%?

2024年の第一回定例会において、ある議員が検証した小池さんによる答弁について、以下のような結果であったことを報告。

議員「東京都議会第一回定例会、代表質問・一般質問、合計で28名が質問。質問した28人のうち、21人は知事の答弁率が100%なんです。一方でですよ、知事が答弁拒否した7人」

「その中には、知事に質問したにもかかわらず、一問も知事が答弁に立たなかった議員もいます。この7人の議員が知事へ質問したのは74問、このうち知事が答弁されたのはたった18問。知事の答弁拒否率は76%です。21人には100%答弁する、一方で7人の議員には答弁拒否を76%もしちゃう

「おかしいじゃないですか。この結果を見れば、私は答弁拒否どころか、答弁差別だと思いますよ。知事に耳障りの悪いことを言う議員の質問は排除するのか?伺いたいと思います」

職員「二元代表制の当議会においては、これまでもご質問の趣旨に応じて執行機関側として適切に答弁しており、ご指摘には当たらないと思われます」

この議員が検証した結果、明らかに知事へ向けた質問に対して21人にはすべて知事が回答。一方で別の7人にはわずか24%しか本人が回答しなかったようです。

この21人と7人は何が違うのか?

それは、自分の息がかかっている議員かどうか…という可能性が高いようですね。

100%答弁した議員は自民・公明・都民ファーストの会小池ファーストあらため自分ファーストの会に所属。

答弁拒否の繰り返した議員は立憲や共産党の議員だったそうです。

自分の息がかかった議員とそうでない議員で差別してませんか?という知事への問いかけに、ここでも華麗に答弁拒否。

カンペを読む職員の気のない答弁がされるだけでした。

議員「知事、もう一回聞かせてくださいよ。答弁差別じゃないですかこれ?耳障りの悪いことを言う議員の、質問は排除しているんじゃないですか?知事、答えましょうよ。大事な問題ですよ。大事な問題ですよ」

職員「これまでもご質問の趣旨に応じて執行機関側として適切に答弁しており、ご指摘には当たりません」

改めて「知事、答えましょう」と知事への呼びかけをした議員ですが、リプレイ映像が流れたかのような答弁拒否からの職員のカンペ読み。

いくらルール上は問題ないんだとしても、こういうところが不信感を募らせる要因ですよね。

ちなみに、このとき答弁していた(させられていた)職員は、数ヶ月後に退職したそうです。理由は…わかりませんがね。

独裁政治の始まり?

また、その後に自民・公明・都民ファーストの会小池ファーストあらため自分ファーストの会の議員らが、答弁拒否について質問した議員に「不穏当な発言」という理由で発言の取り消しを求める動議を提出し、可決されました。

明らかな失言であればこのようなことがあってもおかしくはないかもしれませんが、今回の質問はただの事実を指摘しただけの話。

それを小池さんを支える(息がかかったメンバーが)他の議員に対してこのような行為をすることは、二元代表制においてあってはならないと当事者は発言しています。

はい、至極真っ当な意見ですね。

二元代表制において、議員は知事を監視する立場にいるわけですから、東京都議会はもはや二元代表制は成り立っておらず、小池独裁議会と化しているのが現実でしょう。

都議会でのやり取り(時間の無駄)

ここからは、都議会での一般質問の一部をご覧いただきます。

まぁはっきり言って時間の無駄としか言いようがない…

議員「小池知事に質問いたします。2020年6月のエジプト大使館のフェイスブックに掲載されたカイロ大学声明では、小池知事は1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したとされています」

「知事の著書「振り袖ピラミッドを上る」によれば、一年目は落第、その後の4回の試験には合格したと進級試験を5回受けていますが、それで1972年の9月入学、1976年10月卒業と4年でなぜ卒業できたのかを伺います」

「また、首席で卒業された知事の卒業が、新学期がすでに始まっている10月であった理由も伺います。知事の経歴質問に知事自ら答弁されませんでした。ここは都議会です。議会で議員が質問しているのです。知事はいつの議会でどう答えているのかお答えください」

職員「卒業については、知事がこれまで議会などでお伝えしてきたとおりでございます」

終わりかい笑

議員「知事のカイロ時代についてです。都議会は知事と都議会議員の討議の場です。しかし知事は都政を正す知事にとって不都合な質問に対して聞いていないふりをする、無視をするなどの対応に終始して二元代表制の民主主義を破壊しています。都民1410万人の命を預かる小池知事が本当に信用できる人か改めて確認が必要です」

「昨年の第四回定例会での議員の知事自身しか答弁できないカイロ大学卒業に関する質問に対して職員が知事に代わって知事がこれまで議会など様々な場面でお伝えしてきたと答弁しました。答弁者は議会答弁に責任を持たなければなりません。議員が行った質問について具体的に伺っていきますが、知事がこれまで議会など様々な場面でお伝えしてきたと答えるのは議場において自らは様々な場面を確認していないにもかかわらず、さも確認したかのように答弁したことになるとご自覚のうえお答えください」

「小池知事の著書「振り袖ピラミッドを登る」には、一年生の試験十科目中七科目を落として二年間一年生で過ごし、その後は四年間の毎年の試験にパスして高い所に登ったと、卒業までに都合五年かかったことが書かれております。職員に伺います。知事は2018年6月20日の本会議で大学当局の指導の下で最終的には追試を経まして1976年の10月、カイロ大学の卒業に必要な条件を満たしまして卒業した旨、答弁していますが、大学当局のどのような指導があれば一年生を二回した学生が四年でカイロ大学を卒業できるのかについて、知事がいつどこでどのように答えてきたのか、具体的な答弁を求めます」

「続けて職員に伺います。知事は2020年3月12日、予算委員会でのカイロ大学の追試に関する質問には答弁していませんが、カイロ大学の追試は何年生のときの何月にどこで何科目受けられたのかについて知事がいつどこでどのように答えてきたのか具体的な答弁を求めます」

「次は知事に伺います。知事は北原百代さんを知っていますか?知事が学んだカイロ・アメリカン大学東洋学科とは、カイロ・アメリカン大学ミドルイーストスタディーズセンター付設の語学校で間違いありませんか?また、カイロ大学主席卒業は客観的事実ではなく撤回しているということでよろしいですか?伺います」

職員「経歴についての五問の質問にまとめてお答えいたします。当時のことについては知事がこれまで議会など様々な場面でお伝えしてきたとおりでございます」

相変わらずの答弁も酷いですが、質問する側もちょっとね…

一問一答ではなく長々と話をするから、見聞きしてる側は疲れるし結局言い方をちょっと変えただけで質問の趣旨はほとんど一緒。

質問する側もずっとカンペを読んでいる状態やから、気持ちのこもったやり取りに見えないんです。

議員「カイロ大主席卒業というのは誤りだったことは知事もお認めになっているところです。勉強をろくにせず、大学を卒業する例はかつて日本でも横行しておりましたし、まぁ私もその一人なのかもしれません。ここまで来ると知事のアラビア語が堪能かどうか、もはや都民の誰も私も期待せず、唯一関心を持っているのは詐称・虚偽の有無であります」

「昨年11月、私は「女帝小池百合子」に登場する知事とカイロ大学時代に同居していた北原百代さんのお話を伺ってきました。知事は度々落第するも1976年10月必要な条件を満たして飛び級のごとく卒業したことがるる指摘されております。直後、エジプト大統領夫人エスコートで急遽帰国をされます。この頃、必死になって必要な条件を満たす勉強をしていたはずだった頃、エジプト航空ハイジャック事件が発生しました」

「不思議なことに当時のこの新聞記事ではコメントされた若き知事の身分がカイロ大生ではなく日本航空駐在員になっており、働きながらクリアできた条件が気になって仕方がございません。この必要な条件とは何だったのか、学籍番号は何番だったのか詳しくご説明ください」

職員「経歴についてでございますが~以下同文~」

これが仕事の対価として税金を受け取っている人たちの仕事か…

議員「知事、カイロ時代の経歴について伺ってまいります。〇〇議員はこれまで知事が1971年9月から1976年12月まで五年四カ月のカイロ時代の経歴について質問をしました。選挙で選ばれる知事の資質を問う質問です。小池知事にしか知り得ない事実に関する質問です。国会では大臣である政治家の旧統一教会との関わりや、政治資金において官僚が答弁することはありません。国会中継でご覧になっている通りです」

「自分が実際に経験した事実を述べることを求められているからで、このような案件は官僚は答弁作成せずとして大臣自ら、または大臣の政務秘書や事務所スタッフが答弁案を作成します。これは知事よくご存知かと思います。しかし、なぜか都議会本会議では職員が知事に代わって知事がこれまで議会など様々な場面でお伝えしてきたとの答弁を繰り返しています。私たちから見ると、答えられないのに答えなければならない。理不尽でもありかわいそうにも見えます」

「そこで、〇〇職員は小池知事の事務所の職員でもなく、東京都の職員です。国会でも大臣である政治家の旧統一教会との関わりや、政治資金については官僚が答弁していないように、知事と職員の間にいる副知事が知事に対して地方公務員法の趣旨を説明をし、知事が答弁するよういさめるべきではありませんか?副知事の答弁を求めます」

副知事「普通地方公共団体には、知事など事務を管理し執行する執行機関と、副知事や職員など執行機関の事務執行を補佐する補助機関とが置かれ、これらが一体として行政運営を行っております。二元代表制のもと、議会においてはこれまでもご質問の趣旨に応じて執行機関側として適切に答弁をしてきております」

「政策企画局につきましては、知事のトップマネジメントを支える機能を担っており、ご質問の趣旨を踏まえ適切に答弁を行っているものでございます。なお、地方自治法の逐条解説によりますと、議会の審議に必要な説明について職員等へ委任することは執行機関側の任意であるとされているところでございます」

急に副知事の良心へ訴えかけるような内容になりましたが、副知事も人の心が通わない答弁をするだけでしたね。

議員「え~、職員が知事に代わって知事がこれまで議会など様々な場面でお伝えしてきたとの答弁を繰り返してきました。その責任は免れません。知事は北原さんを知っているかという質問にどうして第三者である職員が答弁に立たれるんでしょうか?職員は知事は北原百代さんという女性を知っていますかという質問に対して知事がこれまでどういう場面でどう伝えてきたか知っているのですか?知っているなら伺います。ぜひお答えください」

職員「当時のことについては昨年11月の定例記者会見など~以下同文~」

議員「留年生がなぜ四年で卒業できたのか、カイロ大学の追試に関する過去の都議会での質疑を示しております。はい、一年生を二回した学生であった小池知事を四年で卒業させることができる大学当局の指導はいつあったのか。また、どのような内容の指導であったのかという質問に対して、知事がこれまでどういう場面でどう伝えてきたのか伺います」

職員「当時のことについては平成30年の第二回都議会定例会など~以下同文~」

議員「一年生で留年した学生が、四年で卒業できたという謎。それを可能にしたという魔法の杖、追試について知事は一切語らず、誰も知らないんです。まして職員が知っているはずもありません。それを職員は内容について一切知らないにもかかわらず、さも知事が説明してきたかのように答えています。知事の個人的な経験については、ぜひ知事が答弁すべきです。知事、お答えになりますか?」

職員「繰り返しになりますが、~以下同文~」

議員「お答えにならないようですが、これ以上事情も知らない部下の職員を巻き込むべきではありません。自分のことも答えられない知事ではなく、知事には自分のことは自分が責任もって答えるべきということを申し上げて次の質問に入ります」

はい、動画ではここまでですが…(お互い)やる気あるのか?って感想です。

クソ答弁が返ってくることがわかっているのに、議員側の追及の仕方が単調すぎて本気で追及する気があるのかと。

ここで紹介した一般質問、質問しているすべての議員の視線は相手ではなく「手元」なんですよね。

そりゃ事実を違えず質問する必要があるでしょうから、ある程度は用意した資料を見るのは仕方ないと思うんですが、ある程度どころかほぼほぼ資料を読んでいるだけ。

そこに自分の意見はあるのか?と感じるし、こんなやり方ではいつまで経っても相手から違う回答を引き出すことなんてできないでしょう。

まとめ

さて、ここまでプロジェクション・マッピング学歴詐称と見てきましたが、ここだけ切り取ればいずれもマイナス要素を多分に含んだ内容で「印象操作」ともなりかねません。

僕自身、これらの案件と小池さん自身の受け答えからマイナスイメージが先行しているため、良い部分に関してあまり見ようとしていないところは正直あります。

ただね、どうしても良い部分があったとしても、都政運営に関してはそつなくこなしていたとしても、人間性という部分で応援する気にはなれない。

だって、プロジェクション・マッピングも学歴詐称も、やましいことがないなら堂々と資料公開すればいいし「これこれこうやって落第したけど四年で卒業した」と答えればいいじゃないですか。

とくに学歴詐称に関しては公職選挙法違反にあたる重要なものですから、公務にアラビア語が堪能である必要や直接学歴は関係ないとはいえ、疑惑にはきっちりと対応する姿勢がないと人間性が疑われても仕方ないでしょう。

(仮に)裏で大企業との癒着でウハウハと懐を肥えさせていても、公務さえこなしていればいいと考えている人が多いのでしょうか?

自分に対して批判的なことを言う人を指し、「お友達は選んだほうがいいのでは?」なんて冗談でも言うことか?(ファーストって言うてる都民やで?)

以前はこんなこと何も知らなかったので、知らないがゆえにモヤモヤすることもなかった。知らぬが仏とはよく言ったものですが、知らないところでやりたい放題されてるってのも腹立ちますよね。

とりあえず、そろそろ他所の状況ばかり気にするよりも、自分が住む京都の市政についてもっと関心を持たんとあきませんね。

でもね、やっぱり情報が少ないし堅苦しくて関心が持ちづらいってのが本音です。政治のエンタメ化、(ふざけたり茶化すという意味ではなく)面白くするというのは大事だなと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました