【東京都の闇】小池百合子の学歴詐称問題が黒すぎる

政治

前回はプロジェクションマッピングについての闇を紹介しましたが、今回は学歴詐称疑惑に関する闇です。

この問題は遥か以前から疑惑を持たれていたようですが、ここに来て小池さんはエジプトのカイロ大学を卒業していないと告発する声がさらに多く上がってきた感じがしますね。

この件に関しても、とある議会で真っ黒くろすけなやり取りが行われていた動画があったので、その様子も交えて紹介していきます。

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学歴詐称疑惑

ざっくりと学歴詐称疑惑について触れておくと、まず小池さんはカイロ大学を首席で卒業しましたと言っています。

ところがある月刊誌の2024年5月号に、小池さんの元側近の方が実名で告発した記事が掲載。

4年前、小池都知事のカイロ大学卒業の学歴詐称の追及が続くなか、駐日エジプト大使館のFacebookに、小池さんがカイロ大学を卒業したことを証明するとしたカイロ大学長署名入りの声明文が掲載されましたが、その文章はカイロ大学のものではなく、小池氏のブレーンの一人が作成していたこと、樋口(千代田)区長が都議時代に関与していた

このような内容でした。ここで登場した樋口区長という人物が、今回のメインキャラです。

この方は現千代田区長で、当時は都議会議員でありながら小池さんの秘書のように働いていたことがあり、声明文の作成に携わっていたとされています。

当時、この声明文が世に出たことで詐称疑惑は急速に鎮静化、無事に4年前の都知事選で再選を果たされたという流れ。

そしてその半年後、樋口氏は当時38歳という若さで千代田区長選へ出馬。裏工作をしてもらった小池さんの応援の効果もあったのか、樋口氏が当選したのでした。

穿った見方をすれば、事前に(確実ではないものの)樋口氏を千代田区長まで押し上げることを約束し、その見返りに裏工作をさせた可能性も。

まぁこれは何の根拠もない話なので置いといて…

で、この月刊誌が発売される時期にある事件が起こりまして、それが発売日である4月10日から12日まで樋口氏は区役所に登庁せず、13日の公務をドタキャンするなど、まさかの「行方不明」という状態になっていたそう

さすがにいつまでも雲隠れはできませんので、公務に復帰してようやく定例区議会に出席し、当然のようにこの問題について言及されました。

千代田区長!お前もか!

そのやり取りは以下の通りです。

議員「小池都知事の学歴詐称疑惑について、端的に聞きます。今年5月、ある月刊誌に小池都知事の元側近の方が実名で告発記事が掲載されました。それによると(中略・前述部分)」

議員「この問題で区長は公の場で何の説明もしておりません。月刊誌に掲載された工作を、区長が関与していたというのは事実でしょうか?明確にお答えください」

ここで樋口区長、まさかの本人答弁を拒否代わりに職員が答弁しています。

職員「学歴の件につきましては、都議会において小池都知事ご本人からカイロ大学が卒業を正式に認めており、そもそも前提が間違っているとの答弁がなされています。カイロ大学による声明文につきましても、あくまで大学の声明文であり、大学当局の意思に基づいて公表されたものと答弁されていますので、ご了承いただければと思います」

本人が答弁に答えない。この時点で疑惑を認めていると取られても仕方ないですよね。

次は議員の話が少し長くなるので、小分けにしていきます。

議員「再質問します。これは小池都知事の問題じゃなくて区長が行ったことについて聞いてるわけで、そのことをお答えいただきたいと思うんですけど、どうも重大性を認識されていないというふうに思うんですよ。(中略)」

「月刊誌で元ルームメイトが実名で試験に落ちちゃったということをね、告発をしているわけですよね。今回の問題は、小池さんが卒業証書を大学に作ってもらってそれを見せても見せても追及が続くから、エジプト大使館を巻き込んで自らのブレーンが作成した作文をフェイスブックに掲載してもらって疑惑の火消しを図ってもらったと」

「それに区長も当時関わっていたということは、赤裸々に具体的に告発されているわけです。これが事実だとするならばね、小池さんの問題だけじゃなくて外交問題にも発展しかねない重大な問題なんですよ。だから絶対に曖昧にできない問題なんです。区民が心配しているから説明してくださいというレベルの問題じゃないんです」

「だから、これが作り話でこんな話じゃないんだって言うんであれば、区長の口からこんなことありませんとしっかり言っていただきたいと思うんですね。それとも、こういう場で「ない」って言い切ってしまえば後から問題が起きるのかと、答えられないなら答えられない理由を説明していただきたい」

職員「議員の都知事の学歴の件につきましては、先ほどご答弁申し上げた通りでございますのでご了承いただければと思います」

はい、あれだけ問題の重大さを議員が訴えていながら、またも区長は答弁を拒否

岸田・小池陣営お得意の「手元の文章を読むだけ答弁」が炸裂します。

追及はまだまだ続きます。

ここからも議員側の話が長くなるので区切って書いていきますが、頑張って読んでください。

議員「(前半部分は省略)しかし、小池都知事は1992年の参院選当選直後から学歴詐称の噂が絶えなかったようです。2016年の都知事選出馬の際には卒業証書らしきものを提出しましたが、依然として疑惑はくすぶり続けていました。そうした中で2022年にノンフィクション作家の石井妙子氏著書の「女帝 小池百合子」が出版され、同著書では小池都知事とカイロで同居していた北原百代氏が「彼女は卒業していないのに卒業したことにしてしまった」ことを詳細に証言しています」

「小池都知事がカイロ大学卒業の根拠としている卒業証書や卒業証明書の疑問点、小池都知事の自著「振り袖ピラミッドを上る」で、留年したと記しながらも4年で主席卒業したとする矛盾点も指摘しています。また、カイロアメリカン大学に留学経験のある小説家、黒木亮氏によって卒業証書と卒業証明書の不備が指摘され、偽造まで疑われているそうです」

「そして、小池都知事から相談を受けた小島敏郎氏はカイロ大学に声明文を出してもらえばいいのではないですかと提案しただけではなく、出馬会見をしたときの想定問答集まで作成していたと吐露しています。他にも駐日エジプト大使館のフェイスブックに上げられた小池都知事がカイロ大学を卒業したというカイロ大学声明文は小池さんに頼まれ私が書いたんです」という元ジャーナリストのA氏という方まで現れました

そのA氏に「カイロ大学からの声明文を作りたいので、ご指導ご協力いただけないでしょうか」とメールしたのが樋口千代田区長であり、その後もA氏とメールや電話で盛んにやり取りをしていたとも書かれています。つまり、小池都知事が学歴詐称をしていた場合、公職選挙法違反の隠ぺい工作の幇助をしていたことになります」

「その他、作家で早稲田大学法学部卒カイロアメリカン大学上級アラビア語コース終了同大学院中東研究修士の黒木亮氏は「厄介なのはアラビア語や中東関係は一般の日本人には馴染みのない分野で、小池氏の息のかかった人物が嘘をついても見分けることができず、コロッと騙されてしまうことだ」とも言っております。また、実業家で小池氏と親交のあった朝堂院大覚氏、元検察官で権力と戦う弁護士としても知られる郷原信郎氏、ジャーナリストの浅川芳裕氏など、そうそうたるメンバーが小池都知事の学歴詐称疑惑を報じています」

「都議会でも自由民主党の三宅正彦議員が小池都知事が主席卒業ではないと結論づけておりますし、同じく都議会議員で地域政党「自由を守る会」代表の上田令子議員は、小池都知事の学歴詐称疑惑が火を噴いた2020年から追及の先頭に立ってきました。これだけ多くの方が疑問を呈したまま、いまだ真実が明らかにされているとは言えません。公職選挙法の虚偽事項公表罪にあたる学歴詐称の公訴時効は3年です。今回、小池都知事は選挙公報にカイロ大学卒業と書かれています」

「そこで樋口区長においても自身の言葉で隠ぺい工作に関わっていないことをご説明いただきたいと思います。千代田区は官製談合や斡旋収賄の問題が発覚し、区議会と執行機関はともに区民の信頼を回復すべく原因究明と再発防止に取り組んでいる最中であり、これ以上、区民の皆様に心配をかけないためにも誤解であるならばその誤解を解き、安心させてほしいと考え、区長自ら説明をしていただきたいと思いますのでお答えください」

職員「議員のご質問にお答えいたします。学歴の件に尽きましては、都議会において小池都知事ご本人からカイロ大学が卒業を正式に認めており、そもそも前提が間違っているとの答弁がなされています。カイロ大学による声明文につきましても、あくまでも大学の声明文であり、大学当局の意思に基づいて公表されたものと答弁されていますので、ご承知いただければと思います」

これだけ疑惑の目を向けられる理由を説明しているにもかかわらず、樋口区長は自ら説明することもなく、職員に同じ答弁をさせるだけ。

議員「小島氏が告発したカイロ大学の声明文に関し、東京大学教授の伊藤氏が小池都知事学歴詐称問題を別の角度で検証。大学の公文書とはなんなのか、JBプレス2024年4月15日の記事のなかでカイロ大学の声明文は形式や書かれている内容が、基本めちゃくちゃなパチもんで日本国内でカイロはおろか、国際的な大学実務とは無関係な人がものすごい急ピッチで捏造した日本語の作文を流布した可能性が極めて高いと指摘している。これJBプレスより原文のままでございます」

なぜかこの声明は日本語で書かれており、学長の名前もカタカナ、しかも姓名が区切られていない拙劣なもので言語はアラビア語はおろか、英語ですらないそういう表記でサインその他、文書の真実性を保証するありとあらゆるまともな証左を欠くシロモノ、見る人が見ればこれだけでも一目瞭然のフェイクです。この件についてはすでにこの時期のJBプレス誌上でも英国在住の作家、それもカイロアメリカン大学で修士を終了しているアラビア語のプロ黒木亮氏が再三取り上げています、とも書かれています。これも原文ママです」

「そもそも、どうして国立カイロ大学の声明が日本語でエジプト大使館のしかも公式ホームページではなく、フェイスブックに掲載されるのかを考えただけでも不思議なことです。区長が学歴詐称に関与したか否かは部長ではなく区長にしかわからないことですので、区長自らがお答えください」

職員「ただいま議員から再質問をいただきました。都知事の学歴の件、先ほどご答弁申し上げた通りでございますので、ご理解いただければと思います」

動画はここで終了していますが、この後どのようなやり取りがあったのかは不明。まぁ考えるまでもなく区長が自ら説明をすることはなかったでしょう。

真相はわからないけども…

このカイロ大学による声明文が出された後に、東京都のエジプト関連予算が9,700万円計上されたそうです。この件は詳細がわからないので元からそういう案件があったのか僕には判断できませんが、まぁ黒っぽいよねぇ…

学歴詐称に関しては、完全なる詐称の証拠がない限り真相が暴かれることは難しいかと思います。ただ、これだけ多くの方がそれぞれ詐称に関する情報を暴露しているということは、真相はそういうことなんだろうと考えるには十分な根拠にはなりますよね。

それぞれが嘘をでっち上げているならもっと支離滅裂な話になりそうですが、いずれの話も真実味がありズレがありません。

まさかこれだけの人たちが小池さんを陥れるために口裏を合わせた?可能性はゼロではないですが、さすがにないと考えるほうが妥当でしょう。

それにしても、クソダサい大人代表のような答弁拒否を繰り返す樋口区長。

もともと小池さんと胡散臭い繋がりがあったような樋口区長なので、とにかく上(小池さん)から何も言うなという指示があったのかも。それに逆らって何か言おうものなら、もしかすると何をされるかわからないという懸念があるのかもしれません。

ここでも石丸さんの話題を出しますが、石丸さんがいう政治屋というのはまさにこういった者たちを指します。

すべては権力を持つため、自分の保身のために政治を行う。もし違うというのであれば、自らの口からはっきりと、それぞれの疑惑に対して説明してはどうでしょう。

卒業したことを証明する側も、これ以上の物的証拠を出すのは難しい以上、何を言っても意味がないと考えるかもしれません。だとしても、それぞれの疑惑に対し自らの口で我々がぐうの音も出ないほどの正当性を答弁してみなさいよ。

なぜ月刊誌発売日から雲隠れしたのか、なぜA氏に声明文の作成を依頼したことを否定する答弁ができないのか。

それができないならさっさと政治の世界から足を洗えと。小池さんは小池さんで同様に、向けられている疑惑に対し一つひとつ真摯に答弁をしていただきたい。

真相はわからずともそういった姿勢があれば、まだ本当に卒業したかもしれないと信用する要素になるかもしれないでしょう(僕はしないけど)。

それをせず、他者に紙に書かれた同じ内容を機械のように読み上げさせるだけ。よくもまぁこんな信用に値する要素のカケラも見当たらない人があれだけの票数を獲得できたもんです。

うちにはテレビがないので前回のプロジェクションマッピングや今回の学歴詐称に関して、どれくらい報道されているのかわかりませんが、都民に限らず全国民がもっと関心を持って監視していかなければならない由々しき問題だと思います。

最後に、以前どこかで見た納得せざるを得ないブラックジョークを持って今回は終わりにしようと思います。

A君「政治家なんてろくなヤツがいない!」

B君「そりゃそうだ、だってあなた達の代表なんだから」

なんと、この記事を挙げた数日後には動画が削除されていました。その理由は「千代田区から著作権の申し立てがあった」ため。

これにいち早く気付いた方が、新たに動画を上げています。

千代田区は本当に良心のもと動画を削除したほうがいいと考えているのか。ただ厄介ごとになる火種は揉み消せとどこかからお達しがあったのか…

あなたはどう思いますか?

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