前回のポスター代未払い裁判に続き、今回は一部メディアで「恫喝訴訟」と報道されている件について、僕なりに調べてわかった真相を書いていきます。
最初に言っておくのは、「恫喝訴訟」や「恫喝裁判」などとタイトルに付けている記事があり、一見石丸さんが相手を恫喝したと思わせるような書き方ですが、この件で恫喝されたと言っているのは石丸さんのほうです。
それをSNSに投稿したところ、相手が「恫喝なんてしてないのに、これは名誉棄損だ!」と訴えて「名誉棄損かどうか」が争点になった裁判ですね。
石丸さんの裁判「名誉棄損」
事の発端は、とある議会中に居眠りをしているであろう議員に対し市長である石丸さんが注意をしたこと。それをきっかけに、定例会後に議会から居眠り事件について(異例の)呼び出しを受けたそうです。
その際、数名から「議会の批判をするな、選挙前に騒ぐな、事情を補足してやれ、敵に回すなら政策に反対するぞ、と説得?恫喝?あり。」とSNSにて投稿されました。
その後、発言した方の名前まで挙げたことで、その方はそんな発言していないということで名誉棄損で訴えたという流れ。
そして議員は当時の音声データがあったということでホームページでも公開し、その中で石丸さんの言うような発言はなかったと裁判所が判断し、訴えを認めています。
この音声を公開しているものを僕も聞きましたが、確かにこの中では石丸さんの言うようなやり取りはありませんでした。
ということで、これは石丸さんが議員を陥れるためにでっち上げた真っ赤な嘘だったことがわかります。
ってそんな単純な話ではないでしょうね。
いくらなんでも、ここまではっきりわかる嘘をSNSで発言するほど頭が悪い方とは思えません。まさか録音データがあるなんて思わなかったからでっち上げてしまった可能性は?
まぁ録音されていることは知らなかったとしても、これまでの石丸さんの言動から考えてさすがにないでしょうね。そもそも、そこまでしてこの議員を陥れたところで、石丸さんにとって何のメリットがあるというのか。
録音データがなかったとしても、複数人を相手に嘘をでっち上げて真実のように持って行くのは非常に困難だろうと思いますしね。
石丸さんの反論
この音声データについて、石丸さんは編集していない元データの開示を要求したところ、議員側が「どうせ文句を言うから開示しない」と拒否をしたそう。
…
この対応は未公開部分があることを認めているということですよね。少なくとも、音声データは石丸さんの発言(しかも途中)から始まっているので、これ以前になんらかのやり取りがあったことは間違いないでしょう。
こちらで音声データを聞くことができます。最後のほうに文字起こしされたものもありますので、聞くのが面倒な方は文字起こしされた冒頭だけでもご覧ください。
明らかに途中からのやり取りであることがわかります。
結局、それ以前のやり取りがどういったものかわからないので、石丸さんの投稿が事実かどうかは不明であることに変わりませんが、少なくとも「何かあったんじゃないか」と疑問を持つには十分です。
発言を認めている?
石丸さんの投稿が事実かどうか不明と書きましたが、実は中国新聞の取材で石丸さんが投稿した類の発言があったということは、その場にいた議員が認めていることが明らかになっています。
石丸市長は中国新聞の取材に、全協でのやりとりについて「よく言えば忠告、助言だが、文脈からすれば明らかなどう喝」と振り返った。発端となった居眠りの指摘は「市民の代表として緊張感を欠いており、改めてほしいと思って投稿した」と強調した。市議からは27日、体調不良が理由だったとして謝罪するメールが届いたという。
これに対して山本優議長は「全協でそうした趣旨の発言はあったが、脅すような言い方ではなかった」と説明した。市議からは一般質問終了後に謝られたとして「投稿内容によっては人権や個人情報に関わるため、石丸市長には配慮してほしいと要望した。今後も市民のために是々非々で取り組む」としている。
引用元:中国新聞デジタル
はい、これで石丸さんが嘘をでっち上げたということが否定されました。また、訴えている議員本人も「(アドバイス)こういう状況もありますよという思いでお伝えした」という発言をしている動画もあります。
このことから、そういった趣旨の発言があったことは間違いなく、議員が証拠として挙げた録音データはそもそも意味がないのでは?
だって、あのデータは「発言そのものがなかった」と主張するために提出しているわけで、本人が発言自体はしていることを認めているんですから。
なんの目的であのデータを公開したのか…まるで発言そのものがなかったように誘導させるためと疑われても仕方ないのではと思いますね。
まったく恫喝と取れる言い方でないのなら、その発言まで含めて公開すればまだ公平な判決が出せるとは思いますが、ここまでの事実を考慮すれば石丸さんの言い分がおかしいと言い切れる要素は少ないでしょう。
今回の争点
ここまでの情報で、「議会を敵に回すと政策を通さなくするという類の発言があった可能性が高い」ことはわかりました。というかあったと。
そのため、今回の争点はその発言を石丸さんが「恫喝された」と感じたことに尽きると思います。
中国新聞の取材でも「よく言えば忠告、助言だが」と言っているように、受け取り方によって変わる難しい問題ではありますね。
まぁセクハラかどうかって問題と同じですし。
セクハラも受け取った側がそう感じればセクハラと言われるように、基本的に受けた側の主張が優勢になりがちですが、今回の裁判では石丸さんは二審でも控訴を棄却されています。
裁判の結果はあくまでも結果なだけであり、事実どうかは別。また、負けたほうに必ずしも非があるというものでもありません。
どちらかと言えば、脅しとも取られかねない発言をし、音声データを恣意的に編集している議員側の倫理観のほうが問題としては大きいのではないかと。
でも裁判ではこっちが勝つんやもんね。そして結果だけで物事を判断し、好き勝手に誹謗中傷する人の多さ。
批判するのは自由ですが、しっかりと事実確認をしたうえでやらないと、その言葉はペラッペラで恥をかくだけになりかねませんよ。
まとめ
ということで、多くの方が目にするメディアから読み取れる情報だけでは真相はまったくわからない、ということがわかっていただけたのではないでしょうか。
石丸さんを支持できないという考えも大いに結構だと思っていますが、偏向報道ばかりのメディアから得る情報だけで判断しないようにしてください。
今回の記事に批判があるならコメントで受け付けていますが、この内容を調べるだけでもかなりの時間がかかっています。指摘する側も曖昧な情報で得た知識ではなく、しっかりと事実確認をしたうえで発言するようお願いします。
色々と改善点はあるかと思いますが、このまま石丸さんを埋もれさせるには今後の日本にとって勿体なさすぎるのではないかと思うので、(超)弱小ブログながら少しでも本来の石丸さんを知って、その上で支持する・しないの判断をしていただきたいと思います。
誰が超弱小ブログやねん。
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