【東京都の闇】プロジェクションマッピングの高額費用は電通との癒着のためか?!

政治

都知事選は小池さんの三選で幕を閉じましたが、それ以降の石丸・蓮舫叩きが凄いですね。僕が気にして見ているからよく取り上げられているように思うだけなのか、実際のところはどうなんでしょう。

とりあえず決まったものは仕方ないですが、本当に小池さんの三選を心から願う都民が多かったのか?というところに疑問を感じます。

選挙前にテレビでどれくらい取り上げられたのか知りませんが、ネット上では小池都政の闇と呼ぶべき問題が幾つか上がっており、それを見ればこれこそまさに性根の腐った「政治屋」では?という疑念しか持てません。

今回は巨額の税金使われてるプロジェクションマッピングについて、都議会の様子を文字に起こしながら腐った東京小池都政の問題を見ていこう思います。

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プロジェクションマッピングの闇

まずは都庁の壁面を利用して行われているプロジェクションマッピングについて。

この一連の事業には2年で約50億円という税金が投入されるようですが、そんな大金をかけてやるものではないという批判の声も多いそう。

ひとまず、多額の税金を使ってやる必要があるのかという是非については置いといて、今回取り上げる問題点と議会でのやり取りを紹介します。

これ本当に何のためにやるの?って考えたら、自分たちのためですよね?としか思えないんですよね。

特定企業との癒着?!

プロジェクションマッピングを運営する企業は「電通ライブ」という会社のようですが、この会社は「電通」の子会社だそう。

そこで問題になっているのが、電通は東京五輪の談合事件(詳細は知らん)を受け、現在は東京都からの入札停止中となっているにも関わらず、子会社は別というような感じで事業を発注したこと。

同じく入札停止中の「博報堂プロダクツ」という会社にも事業の発注が行われています。いずれも「特命随意契約」という形を取っており、一応ルール上は問題はないということらしいです。

とはいえ、一般的な考えなら問題を起こした企業を相手に、しかもペナルティ期間中にあえて仕事を発注するなんておかしいとなりますよね。なぜあえてこの企業に発注したのでしょうか?

誰かの懐が潤うから…ということかな?

日本の首都・東京で行われている都議会の答弁

この件に関しては都議会でも厳しく追及されている様子がYouTubeで上がっています。その映像を見ると…一般的な感覚の持ち主なら愕然とする内容です。

前半、素人にはちょっと難しい話が続きますが、おおよその内容は「電通ライブと博報堂プロダクツは東京都と繋がっているから、そこが儲かるようにしてるんじゃないの?」というもの(違ったらすまん)。

で、なぜこれらの会社が選ばれたかという経緯に関する資料を出すよう繰り返し求めてきたが、それが出されることはなかったようで、なぜ出さないのかという質問からのやり取りが酷い。

ちなみに、答弁は小池さんではなく別の方がされて(させられて?)います。

東京都「東京プロジェクションマッピング実行委員会は、都とは別の主体でして、都が実行委員会に関する資料を公表することはできません」

議員「今、実行委員会だということで出せないというのは、全く理解ができないと。だって、東京都の税金でやってるんですよ。なぜ出せないんですか?実行委員会だから出せないというのは、どういう意味ですか?」

東京都「東京プロジェクションマッピング実行委員会は、都とは別の主体でして、都が実行委員会に関する資料を公表することはできません」

え?この時点でヤバくないですか?もうやましいことがありますって言うてるようなもんでは…

議員「メンバーは東京都、観光財団、新宿区です。では伺います、事務所はどこにありますか?」

東京都「実行委員会の事務局は、東京都が担っております」

議員「もう一度お答えいただきたい、どこにあるんですか?」

東京都「東京プロジェクションマッピング実行委員会の事務局は、東京都が担っております。東京都所在地、東京都庁の所在地が今お問い合わせのご質問にあった場所ということになろうと思います」

なぜこんな回りくどい回答しかできないのか…

議員「都庁の中なんですか?つまり、どこにあるんですか?」

東京都「繰り返しになりますが、東京プロジェクションマッピング実行委員会の事務局は、東京都が担っております」

こんなやり取りやとイライラしますよね。

議員「これはホームページに明らかになっているんですよ。実行委員会だからと繰り返すんですけれども、いややましいことがあるからですよ。実行委員会の事務所の場所というのは産業労働局観光部振興課と書いてあるんですよ。書いてあるんです、課内と」

議員は事前に調べていたわけですが、本人の口から言わせようとしているわけですね。

議員「私、もっとびっくりしたのは、電話番号って書いてあるんですね。この電話番号はね、振興課の電話番号なんですよ。つまり、プロジェクションマッピング実行委員会というは、東京都産業労働局観光部振興課の中にあるということですね?」

東京都「繰り返しになりますが、、東京プロジェクションマッピング実行委員会の事務局は、東京都が担っております」

…開いた口が塞がらないというのはこのことでしょう。これが東京都職員の仕事の実態です。まぁ答弁している方も「させられている」可能性が高いので気の毒ですが、これでいいと思っているのか?

議員「実態としては都の職員が全部やってるってことじゃないですか。実行委員会の事務を担って、東京都の入札ルールは適用されない、資料を出せ言ったら実行委員会だから出せない。こんなことはあり得ないですよ。実行委員会を隠れ蓑にしているとしか言えない思います」

その通りとしか言いようがない。

議員「実行委員はたった3人です。実行委員会メンバーがいいと言えば、資料は出せるはずです。しかも、1人は局長が副理事長の観光財団ですよ。もう1人は新宿区、東京都でしょう。東京都は出す判断すればできる。ただ、一応確認しなきゃいけないと思うんですね。これは観光財団、新宿区に確認したんですか?」

東京都「東京プロジェクションマッピング実行委員会は、都とは別の主体でして、都が実行委員会に関する資料を公表することはできません」

ただ書かれていることを読むだけの答弁…頭おかしいやろ笑

議員「私が聞いたのは、都として単独で公表するか否かではなくて、実行委員会として公表する意思があるのか。その意思確認について、新宿区と財団に問い合わせて公開してもいいかと求められているんだけれども、資料として求められてるんだけれども、公表していいのかと。そういう問い合わせをしなかったんですか?」

東京都「東京プロジェクションマッピング実行委員会は、都とは別の主体でございます」

コピペで済むから執筆が捗る…言うてる場合ちゃうねん。

子どもでもわかるような噛み砕いた質問をされているにも関わらず、はいかいいえで答えられる質問にも関わらず、トンチンカンな答弁を繰り返す。

選挙前の公開討論会でも小池さんがやっていたやり方と同じですね。もっと言えば国会での岸田さんとも同じ。

これこそ石丸さんが一掃したいと言っている政治屋の一例ですよ。答弁してんのは職員やから政治屋とは違うけど、これで都民は納得すんの?

議員「事実に答えなかったら質疑にならないでしょう。だってこれはね、都がそういう問い合わせをしたかと、実行委員のメンバーでしょう?メンバーとして、他の2つの団体、財団と新宿区に資料を公表してもいいかとなんで聞かないんですか?聞かないまま出せない出さないと、実行委員会だから出せないとそんな話通用しないですよ。確認もしなかったんですか?もう一回お答えください」

東京都「繰り返しになりますが、東京プロジェクションマッピング実行委員会は、都とは別の主体でございます」

もうキレていいんちゃう?

議員「さっきからの予算の額を聞いて高いと思っていたのと、そうしたら東京の正規の手続きじゃなくて入札が行われていて、都民や都議会に資料も出せないと。こんなのは全員納得するわけないじゃないですか。知事の一丁目一番地は情報公開でしょう。知事の指示で実行委員会からちゃんと資料を出して欲しいと言ってください。どうですか、知事の指示で」

東京都「繰り返しになりますが、東京プロジェクションマッピング実行委員会は、都とは別の主体でして、都が実行委員会に関する資料を公表することはできません」

終わってますよね、ハナから何も答える気がないということでしょう。

議員「私はね、これは本当に許されないと思いますよ。だって資料も出せない、適正にそれが執行されたかもわからない。実行委員会だと言えば、何も答えなくていいと、そんなこと認められないですよ。2年間で48億5千万という巨額の税金を使っている事業ですよ。プロジェクションマッピングの照らす都庁の真下では、毎週土曜日に行われる食糧支援にコロナの10倍を超える700人もの方々が並んでいる。それで私ね、こういう暮らしが大変な人たちを目の前にして巨額の税金使い道、その入札が適正に行われたのか、そのお金がどのように執行されたのか、一切明らかにできないという答弁は絶対に許されないと。来年度もこんなやり方を続ける、そんなの認められないと思うんですよね。しかもさっき言った通り、東京都と観光財団、新宿区実行委員会、3人ですよ。しかも観光財団の中にいる電通、博報堂、ここがさまざまな事業を大体取っていっているわけですよね。こういう構造になっている問題だという話だと思うんです。私はこういう税金の使い方は全く都民の理解が得られないと、こういう税金の使い方を改めるべきだと厳しく求めておきたいと思います」

と、結局最後まで何一つ意味のない、時間の無駄としかいいようがない議会でした。

議員は下調べもしたうえで疑惑の追及をよくされていたと思います。

石丸さんがいた安芸高田市とは反対で、安芸高田市は議員側の多くが腐っていましたが、東京は執行部側が腐っていることがはっきりとわかりますね。

議員側にも一部おかしな人がいるのはすでにバレていますが、それらが半数以上を占める都民ファーストの会の議員なので、どれだけ小池さんがトンチンカンなことをしても議決が通ってしまう構図なんでしょう。

都民ファースト?

「小池ファースト及び自分ファーストの会」に改名しなさいよ。

というか、議会の進行を任されている議長もこの答弁をおかしいと思って注意の一つもしないってのが不思議でたまりませんね。同じ穴の狢。

正攻法では何もできない

ここまで腐った答弁を繰り返す執行部を相手に、議員はキレても非難されることはなさそうですが、この議員は我慢強く訴え続けていましたね。

ただ、結局は良い子ちゃんの対応をしていては性根の腐った人の言動はまったく変わらないというのが現実です。

このままひたすら我慢強く辛抱して友好的に接し続ければ、果たしていつの日か心変わりしてくれると思いますか?

僕はそんな日が来ることはないと思うし、この状況を変えるには直接的ではなくともペナルティを受けるくらいのやり方が必要だと思います。その一つが議会の様子を晒されることですね。

いい大人、どころか優秀な人が集まるはずの職員もしくは議員なので、本来ならそんなやり方じゃなくても自らの良心のもと誠実な対応をするのが当然ですが、それができない情けない大人たち。

そこになんとかしてメスを入れようとしているのが石丸さんです。ってのが見てればわかると思うんですけどね。

傍からだと強引すぎるやり方に見えますが、良い子ちゃんのやり方をしていてはまず見向きもされず、現状を国民に知ってもらうことすらできないんですよ。

ところで、都知事選で得票数が5番目に多かった「安野たかひろ」という方をご存知でしょうか?

彼は敵を作るようなやり方ではなく、誰が見ても好感を得られるような非常にスマートな活動をされて都知事選に挑まれていました。

政策も事細かに練り上げ、どこぞのマニフェスト採点みたいなところでは主要候補よりも高評価を得ていたほど。

それが現実では選挙前にほぼメディアに取り上げられることはなく、終わってから「何かすごい良さそうなことしてる人がいる」みたいな感じでようやく取り上げられるようになっています。

良く言えばコツコツやってきた結果取り上げられたとなりますが、じゃあ次回の都知事選では有力候補になるのか?とご本人の奥さんがメディアに問いかけたところ、答えは「No」だったそう。

4年後はまた一からの出直しになりそうといったやり取りもされてました。まぁ4年間で色んな活動をしていれば今回よりは知名度を上げることはできるでしょうけど、現状では大々的に取り上げる気はないのがメディアの本音。

結局、知られないことには何もできないわけですから、性根の腐った議会を国民に知らしめるには、多少強引にでも注目を集めていくのが最短なんですよね。

とはいえ、都知事選では多数の候補者が名乗り出て色々と問題行動もあったように、多くの人に迷惑をかけるやり方は間違っていると思います。

石丸さんも迷惑をかけているのでは?という批判もありそうですが、石丸さんが厳しく当たるのはメディア・議員など、いわゆる権力を持っている人などに限られます。

それ以外の都民、市民に対しては、非常に物腰柔らかく対応しているのは、これまでの動画を見れば一目瞭然。

ひとまず、今回多くの国民の注目を集めたという点では、都知事にはなれずとも石丸さんの考えていたこと、やろうとしていたことの一部はできたのではと思います。

後は国民がどう判断するか。

橋下徹さんが仰っていましたが、石丸さんを支持する人の多くはその「熱量」に惹かれていると。まさにその通りじゃないかなと思いますね。

僕も石丸さんを支持している側(信者ではない)ですが、細かな政策等についてはそれほど重視していません。

東京都の莫大な予算があれば、誰が都知事になってもそれなりのことはできるようですからね。まぁ人によってどれだけ効率的に使えるかは変わってくるので、政策も重要ではありますが。

それ以上に、石丸さんならここで挙げたような腐った答弁しかできない職員を放置しないでしょうし、そもそもこのような答弁をさせることはないでしょう。

このような答弁をせざるを得ないことをしているのは、親玉である都知事なわけですから。

逆に、小池ファースト改め自分ファーストに属し利権を貪っている連中に、容赦なく斬り込んでいかれるはず。

8年前はブラックボックスを透明化すると言っていたらしい小池さんですが、ふたを開けてみれば全然見えないまま、むしろ権力を増して余計にタチが悪くなってきたのが現状です。

東京という大都市の現状を変えることは都民だけでなく、都の職員までも救うことに繋がります。それどころか、日本全体にまで影響を及ぼすくらいの可能性もあるでしょう。

別にそれができるなら石丸さんじゃなくてもいいと思うし、とにかく闇にまみれた現職をこのまま野放しにするのが一番良くないと思います。

以前、パックンが石丸さんにこのような問いかけをしていました。

これから政界で頑張るんだったら、どっかの段階で政治屋になってしまうんじゃないかなと自ら恐れていませんか?

これに対し、石丸さんは「全く心配していません。政治屋になってまで何をしたいというがないので。だったらもう政治の世界から足を洗います」と返答。

このように潔く言ってくれるから支持者は信用するんです。

断片的な情報で判断し、批判するのは大人として恥ずかしい。もし、今後石丸さんが政治の闇に手を染めて政治屋と化したとなれば、そのときは大いに批判してやりましょう。

ただ、現時点で批判する相手は決して石丸さんではないはず。

本当は別の件の議会も取り上げるつもりでしたが、ちょっと長くなったので次回にしようと思います。

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