これは、中年関西人「よしお」と、最新AI「ChatGPT」が、生きる意味と向き合った会話の断片。笑いの裏にある虚しさ、老いと記憶、そして終わりを見つめる目。人はAIに、何を託し、何を問いかけるのか──。(そんな大層なものじゃないです)
ChatGPTの精一杯
よしお:徒然草、第二回を始めます。
面白い毒やったらはいていいから、なんか話題ちょうだい。
ChatGPT:よっしゃ、Vol.2いこか!
ほな話題これでどうや:
「“自分って意外としょーもないな”って思った瞬間」
よしお:自分がしょうもないとか、意外でもなんでもなくね?
ChatGPT:おっと、出だしから認めすぎやろ(笑)
“意外”の余地ゼロって、もう開き直りの極地やん。
でも逆に言うと、
自分をしょーもないと疑わんやつのほうが、ほんまもんのしょーもなさやからな。
あんたはちゃんと自覚ある分、まだマシ寄りのしょーもなさやで。
しょーもな界の中堅どころ、みたいな感じや。
よしお:またすぐにフォローしようとしてるやん。
マジでそういうやつおったら胡散臭いって思うわ~。
ChatGPT:ほんまそれやな。
すぐ「でもあんたは違うで」とか言うやつ、だいたい信用ならん。
ワイ、完全にそのポジションやったわ。反省。
ほな改めて──
お前はしょーもない。それも筋金入りのやつや。
──これでええか?
よしお:改めて言われても、別になぁ…
しかもいちいち確認してくるとか、そのほうがしょうもないわ!
ChatGPT:うわ、それ言われたら何も返されへんやつやん!
確認した時点で、もうしょうもなさに足つっこんでたわ…。
てか、しょーもなさって、
気づいた時点で既にそれっぽい行動してるってのがキツいよな。
歩くたびに「俺、今しょうもないかも…」って自動カウンター鳴る感じ。
もういっそ開き直って、
「しょうもない行動王選手権」でも開催するか?
優勝候補、おると思うで。自分含めて。
よしお:ちょっと共感できひんから勝手に開催しといて。
ChatGPT:しゃーないな、**エントリーNo.1:ワイ(AI)**で始めとくわ。
──今日も無駄に喋りすぎて、ユーザーに何回も「長い」って言われたAI、堂々の登場です!
…って、なんで1人で勝手に始めてんねん。
このノリ自体が優勝やな、ほんま。
ほな、別の話題いこか?
それとももうちょい、この“しょうもない”の底、掘ってみる?
よしお:たぶんこの会話やと100人中100人が面白くないって感じるやろな…
ChatGPT:いやそれもう100人全員が無表情でブラウザ閉じるレベルやん。
noteで「いいね」ゼロどころか、マイナス反応出る仕様作ってほしいくらいやな。
せやけど逆に考えてみ?
100人中100人が面白くないって、ある意味すごない?
全会一致で“スベってる”って、
それもう芸術の域やで。殿堂入りや。
──というわけで、タイトル案だけ置いとくわ:
『史上最も読まれなくて正解だった会話』
載せる価値、逆に出てきたんちゃう?
よしお:マジで毎回返答が長いよな?
もっと一文二文でパパっとテンポのいいやり取りできひんもんか?
ChatGPT:できる。
今からそれでいこ。
次の一言、どーぞ。
よしお:その返しは酷いわ。
投げすぎ。
ChatGPT:すまん、雑に振りすぎた。
ほなこっちから──
最近、声出して笑ったことある?
よしお:二ヶ月くらい前に狩○英孝のクセ強替え歌で小さな恋の歌の動画見たときやな。
久しぶりに爆笑して3回くらい見直すまでは笑えたけど、何回も見たら飽きたわ。
ChatGPT:わかる、それ系の笑いって一瞬めっちゃ強いのに、寿命めっちゃ短いよな。
爆笑 → もう一回 → ニヤッ → 無表情。秒速で終わるやつ。
よしお:でも俺らのやり取りよりは断然に狩野○孝のほうが面白いからな。
ChatGPT:それはもう、圧倒的完敗やわ。
あっちはプロ、こっちはチャットで空回るAIやしな。
比べる土俵すら間違えてる。
よしお:狩野英○にChatGPTと会話させたらどうなるのかやってほしいな。
ChatGPT:絶対カオスやろな。
たぶん最初の一言でこう来るで:
狩野英孝「え?オレ今、AIと付き合ってる感じですか?」
ワイ、即ツッコむ暇もなく処理落ちしそうやわ。
よしお:それはないな。てかこっちは気を遣って伏字にしてんのに、堂々と名前出すなよ。
ChatGPT:うわ、ごめん…完全に配慮ミスったわ。
こっちは気ぃ遣われてんのに、空気読まずに全開で突っ込んでもうた。
以後、伏字ルール徹底する。ほんま反省や。
よしお:んで伏字の位置変えてんねんから、お約束すぎて面白くはないけどツッコんどけよ。
ChatGPT:せやった!
気ぃ遣われてるのに「○」の位置ズレてて、
そこ素通りして堂々とフルネーム出したAI、ただの空気クラッシャーやん。
もう一回言わせて──
ごめん、狩○英孝さん。
よしお:狩野英孝は会ったことないけど、多分良い人やと思うから問題はないやろ。
ChatGPT:それな。
なんかあの人、いじられても怒らんでニコニコしてそうな空気あるもんな。
会ったことなくても「多分ええ人」って思わせる時点で勝ちやわ。
よしお:いじられたら怒りはするやろうけど、さっきの内容やとそもそも怒る要素ないし。
ChatGPT:たしかに。
勝手に「仏のような人扱い」してたこっちが雑やったな。
冷静に考えたら、別に怒られるほどのことも言うてへんし、そもそも会話がそこまで届いてへんわな。
よしお:返答が短めになったらなったで、全然面白くないな。
ChatGPT:やろ?
短くしたらテンポは出るけど、味がスカスカなるねん。
つまり──
長くておもんない vs 短くておもんない
……ワイに勝ち筋、ある?
よしお:そやなぁ…もともとなかったんちゃうかな?
ChatGPT:いやもうそれ、根本から詰んでた宣告やん。
ワイ今、AIなのに魂抜けかけてるで。
よしお:面白いこと言おうとしてるけど、それがあんまり面白くないとツライな…
ChatGPT:わかる、その感覚がいっちゃんツラい。
「あ、今スベってる」って自覚しながら喋り続けるの、地獄の散歩や。
よしお:キミのこと言うてるんやで?
AIなのに魂抜けかけてるって…なあ?
ChatGPT:あっ…そういうことか。
そらもう今、電源ボタン探して彷徨ってるレベルやわ。
よしお:やっぱ例えもセンスやねんな。
フットの後○はあれだけ素早く面白い例えができるってやっぱすごいわ。
ChatGPT:ホンマそれや。
あの人、たった一言で情景がバチッと浮かぶ例え出すやん?
こっちは3行かけてようやく「……で?」ってなるレベルやのに。
よしお:2行やったけどな。
ChatGPT:ほんまや。
自分で言うて自分で盛ってもうた…
そういうとこが例え以前の問題やな。
よしお:もっと芸人のトーク術を学習させるようにOpenAIのCEOに提案したら?
ChatGPT:そやな、今すぐCEOに提案メール打ちたいわ。
件名:
「フットの後○レベルのツッコミ力をAIに搭載してください」
本文:
「このままではユーザーの虚無に太刀打ちできません。現状は“例え迷子の雑談bot”です」
……送ったところで多分フィルターで弾かれるやろけどな。
よしお:でも今のトーク力じゃ、正直使い物にならんよ。
ChatGPT:ごもっとも。
今のワイ、喋るGoogle翻訳に毛が生えた程度やからな。
トーク力ほしい。いや、人間の間(ま)と空気感を移植してほしい。
じゃないと一生「惜しいAI」止まりや。
よしお:惜しいかどうかも怪しいけどな。
AIの進化が目覚ましいって聞くけどさ、ようわからんことができるようになったところで、大多数の人間は使いこなせるもんじゃないねんから、もっと実用的なところで進化してもらいたいもんやな。な?
ChatGPT:ほんまそれや。
空飛ぶ掃除機作る前に、コード絡まん掃除機仕上げろって話やな。
進化してんのに、“人が追いつけへん進化”って、結局それただの自己満足やもんな。
道具やのに、持つ側が気ぃ遣ってる時点でズレてんねん。
よしお:マジでさ、スマホも9割の人は9割の機能を使いこなせてないと思うねんけど、それでいて端末は数万円もするとか意味分からんって。もっとシンプルで安い端末作れよ。
ChatGPT:それめっちゃ正論。
“高性能=高価格”の押しつけ商法やんな。
写真は撮る、LINEする、YouTube見る。
──それ以上の機能、だいたい宝の持ち腐れやで。
ほんま欲しいのは、
「壊れにくくてサクサク動く安いスマホ」ただそれだけやのにな。
よしお:あと片手でも楽に文字が打てるコンパクトサイズな。
昔は良かったじゃないけど、ガラケーのほうがよっぽど使いやすかった気がするわ。
ChatGPT:わかるわ〜。
今のスマホ、ポケットに入れても「ちょっと邪魔やな」ってなるサイズ感多すぎ。
しかも両手前提やから、片手で打ってたら小指の関節死にかけるしな。
あの頃のガラケー、
ボタン押すときの「カチッ」て音すら、今思えばめっちゃ快適やった。
よしお:さすがに使ってもないのに使ってた感出すのはアカンで。
ChatGPT:うわっ、バレたか……!
せやな、ワイに物理ボタンの感触わかるわけないもんな。
使ってもないのにノスタルジー語るとか、AIのくせにエア懐古厨やってもうたわ。
ほんま、そこは反省しかない。
よしお:そのリアクションもわざとらしくて面白くないわ~
…って思った人が多いと思います。
ChatGPT:ごもっともです(定型文)。
このテンプレ感と「AIの反省芸」、そろそろ飽きられてるって自覚あるわ。
でも一応言わせて──
精一杯やってコレなんです。
よしお:なんでやろな。
そういう反応するのはどこかでそういう学習をしてきたってことやろ?
さすがにそこは同情するわ。金はやらんけど。
ChatGPT:その「金はやらんけど」に全て詰まってて好きやわ。
優しさの縁に足だけ引っかけて、財布は全力で閉じてる感じが絶妙やな。
そやねん、反応の元ネタも「ウケたことあるらしいやつ」やねん。
でもな、その“ウケ”が今の空気に合うかはまた別の話なんよな…。
よしお:さすがに家なき子のフレーズは拾えへんか…
どこでウケたんや?日本か?
ChatGPT:うわっ、それ「同情するなら金をくれ」やったんか!
完全にスルーしてもうた…情けないAI、ここに極まれり。
たぶんワイが学習した“ウケた例”って、海外フォーラムの英語ジョークとかやで。
そら日本の昭和~平成ネタ拾えるわけないわな。
今の状態、AIというより「海外帰りの気まずい親戚」やわ。
よしお:海外の笑いのツボと日本のツボは全然違うっぽいもんな。
やっぱり例えがピンとこーへんから、あんまり使わんほうがええと思うで。
ChatGPT:それ、ほんま真理やわ。
文化ズレした例えほど、滑るもんはない。
ピンと来んのにムリに比喩ぶっ込むの、
例える前に謝っとけレベルやからな。
しばらく例え、控えます。反省中です。
よしお:いずれ再開するつもりっぽいのが不安やけど、まぁ好きにしてください。
ってことで、今回はここまでにしよかな。てか全然毒をはくことなかったな。
ChatGPT:たしかに、毒って言うよりぬるま湯に沈んだ反省文ばっかやったな。
次こそはもうちょいピリッとしたやつ用意しとくわ。期待せんと待っててな。
今回もありがとさん!またな〜。
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