競馬は仕組み上、馬券収支をプラスにするのがとても難しくなっています。
競馬は見るだけでも楽しめますが、馬券で負け続けるのはやはり面白くないですよね。馬券でも楽しむには、少しでも回収率を上げることを目指すのが一番。
回収率を上げるには「予想力」を上げるか、「馬券の買い方」を工夫する必要があります。
ここでは回収率を上げるために役立つ競馬の本を紹介していきます。
競馬予想にお勧めの本
最初にお勧めするのは、亀谷敬正氏の「血統の教科書」です。
血統なんて予想に役立たんやろ?と思う方は多いです。しかし、競馬はブラッドスポーツとも言われるくらい、生産者は血統を重視しています。
ここ数年、日本ダービーでもっとも多くの勝ち馬を輩出したのはディープインパクトですが、実はダービー馬となったディープインパクト産駒には共通点があります。
それは、母父がスピードを強化する血統だったこと。逆に、スタミナを強化するような血統では、ダービーを勝つことができませんでした。
血統は馬柱(成績)では見抜けない「適正」を予測することもできるので、条件が変われば走りが一変する馬を見抜ける可能性もあります。
走りが一変ということは、つまり穴馬として激走する=美味しい馬券が取れるということ。
競馬では買う人が多いほどオッズが下がるので、血統なんて…と考える人が多いほど血統で予想する人にとっては好都合。
機会は多くないですが、同じ父を持つ馬が2~3頭しか出走しておらず、その馬だけで上位独占して荒れることもあるので、血統を知れば予想力の向上に繋がる可能性は高いと思います。
続いても亀谷敬正氏になりますが、お勧めするのは「競馬血統辞典」です。
先ほどの一冊が血統の基礎から学べるものに対し、こちらはもう少し深いところまで切り込んだ、血統マニアにも受ける内容です。
ディープインパクト・キングカメハメハの2大巨頭が亡くなった今、血統の勢力図は少しずつ変化していきますが、新たな種牡馬の特徴を掴んでおくことは馬券的に有利になること間違いなし。
亀谷氏が常々言われている、「1頭の種牡馬を覚えるだけでも競馬は勝てる」を実践してみるのも面白いかもしれませんね。
続いて紹介するのは、亀谷氏と馬場虎太郎氏の「馬場を極める」です。
馬場氏はその名の通り、馬場(トラックバイアス)を利用した予想をされる方。
競馬ではときに「内(外)を通った馬ばかり」が上位を占めることがあります。改修前の京都競馬場なんかはわかりやすかったですね。
今でも極端なバイアスが発生することがあり、それを見抜ければどの馬が有利に走れるかを予想しやすくなります。
また、極端なバイアスで不利なところを走らされて凡走した馬は、実力以上に負けている可能性がありますが、新聞を見ただけではそれがわかりません。
すると、その馬の次走は人気が落ちやすく、過小評価されることになります。
前走の敗因が馬場による不利だと知っていれば、今回まともに走れば巻き返せる。しかも、オッズは前走の凡走によって美味しくなっている。
面倒ではありますが、こういったことまで予想に反映させることが、馬券収支を改善する近道だったりするんですよね。
続いては、亀谷氏とインスタンジョンソン・じゃい氏の「勝ち方がわかる 馬券の教科書」です。
インスタントジョンソンのじゃい氏は、WIN5で超高額配当を何度も当てていることで有名ですね。
僕にとっては、お笑い芸人というよりもプロのギャンブラーというイメージで、ギャンブルで勝つために必要な「期待値」を追求されている方だと思います。
馬券は予想力さえあれば勝てるとは限りません。
本命馬・相手選びの精度がどれだけ高くても、馬券の買い方1つで回収率は大きく変わってしまうのです。
馬券が当たらないスランプが来たらどうする?という記事でも書きましたが、僕は本命馬の単複回収率が100%を超えているのに、三連複を軸に買っていたため馬券収支は大幅にマイナス。
三連複をワイドに変更したことで、馬券収支が大幅に改善した実例があります。
予想力の向上に加え、馬券の買い方について学ぶことも、競馬で勝つためには重要ということですね。
まとめ
お気付きかもしれませんが、すべての書籍に亀谷氏が絡んでいます。笑
亀谷氏の回し者ではなく、僕はもともと亀谷氏の血統理論を参考に予想を始めたので、どうしても影響を強く受けているだけです。
ディープインパクトは凱旋門賞で負ける、勝つのは3歳馬レイルリンクだ!とレース前に発言され、その通りになったのはまさに深い衝撃でしたね。
結果的に回し者のような感じになっていますが、あなたの馬券収支が少しでも改善されれば幸いです。
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