2023年12月、SBI証券が為替手数料の無料化を発表し、円⇔ドルの為替取引がよりお得に行えるようになりました。
この記事では、SBI証券で実際にドルを円に換えた手順をベースに、初心者でも迷わない「ドル転・円転」の方法と注意点を紹介します。
為替手数料無料化の背景
これまでは、住信SBIネット銀行経由の「片道6銭」が最安でしたが、楽天証券が片道3銭に引き下げたことを受け、SBI証券がすばやく対応。現在はキャッシュバック方式で実質無料を実現しています。
なお、楽天証券や松井証券も追随しており、為替手数料の無料化は今後の標準となりそうです。
SBI証券でドル転・円転する手順
為替取引を行うには、SBI証券の「外貨建商品取引口座(外国株式口座)」を開設しておく必要があります。
1. 外貨建商品取引口座の開設(未開設の方)
- ログイン後、サイト右側の「口座開設状況」から「外国株式」の開設を選択
- すでに開設済みなら「取引」と表示されていればOKです

2. ログイン後のメニュー操作
- サイト上部メニューの「取引」をクリック
- 表示されたサブメニューの中から「為替取引」を選択


3. 通貨と方向を選ぶ
- 「米ドル」の欄にある「買付(円→ドル)」または「売却(ドル→円)」を選択
- 今回はドル→円転するケースを想定して「売却」を選びます

4. 注文内容を入力
- 売却方法を指定
- 数量の指定方法:通貨数量 or 円換算額
- 売却数量を入力
- 取引パスワードを入力

5. 注文を発注
- 「ご注文へ」をクリックし、注文内容を確認
- 問題なければ「注文発注」で完了

キャッシュバックの注意点
現在、為替手数料は「その場で無料」ではなく、取引の翌月末頃にキャッシュバックされる方式となっています。通知等は特にないため、不安な方は取引履歴で確認しましょう。
また、米国株を円貨決済で購入する場合はキャッシュバック対象外になるので、必ず「外貨決済」にしておく必要があります。
今後の影響は?
為替手数料が無料になることで、ドル建て商品への投資ハードルは大きく下がりました。
ただ、僕のように今後は新NISAで投資信託中心の運用を考えている場合、あまり大きな影響はないかな。
今後は新NISAで投資をする人が増えるでしょうから、やはり影響は限定的な気もしますね。
新NISAに関する解説は以下の記事でも詳しく紹介しています。
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