ベルピール自然公園|標高865mの天空の鐘と静かな時間

山々を背に立つベルピール自然公園の鐘楼 小型バイクで一人旅

岡山県美作市、標高865mの場所にひっそりと佇む「ベルピール自然公園」。

岡山県とはいえ、ほぼ兵庫県との県境に近く、京都からは「近いようで遠いようで、やっぱりちょっと遠いな」という微妙な距離感のスポットです。

今回のバイク旅では、実は最初から立ち寄る予定はまったくなく、そもそもこの公園の存在すら知りませんでした。
ただ、広島方面に向かうルートを考える中で、トラックとの激闘必須の国道2号線は避けたくなり(過去の恐怖体験がよみがえったので)、前日に別ルートを模索。

そのとき偶然見つけたのがこの「ベルピール自然公園」でした。

スポンサーリンク

何がある? 見どころは“鐘”と“景色”

この場所にあるのは、大きなアーチ型の鐘楼と、「日本一大きな鐘」とも言われる《愛の鐘(リュバンベール)》、そして標高865mから見下ろす壮大な景色。ただそれだけ……のはずが、実際に訪れてみると想像以上の満足感がありました。

まず、鐘楼は思っていた以上に大きく、写真で見るよりも迫力があります。建物のデザインもどこか異国風で、丘の上に堂々と建つ姿はまるで“天空の城”のよう…か?。

そしてそこから見える景色――

あいにくの曇天ではありましたが、それでも山々と田園風景が広がるパノラマビューは圧巻。晴れていたらどれだけ美しかったか、と思わせるほどです。

人が少ない、という魅力

訪れた日はほとんど人がおらず、駐車場のベンチに腰掛ける老夫婦が一組いるだけ。
とても静かで、ゆったりとした時間が流れていました。観光地の喧騒とは無縁のこの雰囲気も、個人的には大きな魅力ですね。

現在は管理人が常駐しておらず、敷地内の「ベルピールホール」や鐘楼内部は閉鎖されているとのことですが、それが逆に人を遠ざけ、静けさを保っているのかもしれません。

滞在時間は短めでも、寄り道にちょうどいい

観光施設が充実しているわけではないので、長時間滞在するタイプのスポットではないかもしれません。でも、旅の途中で立ち寄る場所としてはぴったり。むしろ、この鐘と景色を目当てに訪れ、近隣の観光地とあわせて楽しむルートを組んでみるのもおすすめです。

ちなみに京都から向かう場合は、丹波篠山方面を経由する自然豊かなルートが心地よく、バイク旅との相性も抜群です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました