愛媛県伊予市にあるJR下灘駅は、「日本で一番海に近い駅」として全国的に知られる観光スポット。CMやドラマのロケ地としても有名で、近年はSNSでも話題となり、多くの人が訪れるようになっています。
実際に訪れてみると、駅のすぐ目の前には瀬戸内海が広がり、まるで海の上に駅が浮かんでいるかのよう。周辺に観光施設などはありませんが、それがまた駅と海だけの世界観を引き立てており、独特の雰囲気が味わえます。
平日でも観光客が訪れる人気ぶり
訪問したのは平日の午前10時ごろ。夏休み期間中だったこともあり、すでに数名の観光客が先に到着していました。関西ナンバーの車も何台か見かけ、意外と広範囲から人が集まっていることに驚き。
列車が到着する直前だったため、ベストポジションはすでに先客が確保。
滞在時間は10分ほどで次の目的地へと向かいましたが、静けさと景色の調和は心に残るもので、「一度は訪れてみる価値がある」と感じる場所でした。
※CMのワンシーンみたいなカットですが、普通に男の子が座っていたところを盗撮しただけ。
なお、駅前にある駐車スペースは数台分しかないため、車で訪れる場合は伊予市の公式サイトなどで臨時駐車場の場所を事前に確認しておくのがおすすめ。特に週末や連休は混雑必至なので要注意です。
列車旅なら「伊予灘ものがたり」で優雅に訪問
車での訪問も良いですが、時間に余裕があれば観光列車「伊予灘ものがたり」での旅もおすすめ。松山駅から乗車し、食事を楽しみながらゆったりと海沿いを走るひとときは特別感がありそうですよね。
下灘駅での数分の停車時間に、ホームで記念写真を撮ることも可能とのことです。
道の駅ふたみで名物・宇和島鯛めしを堪能
下灘駅から車で10分ほど走ると、「道の駅ふたみ」があります。ここでは地元産の鯛を使った宇和島鯛めしが味わえます。
愛媛の鯛めしには、炊き込みご飯タイプの「松山鯛めし」と、お造りにタレと卵をかけていただく「宇和島鯛めし」の2種類がありますが、今回は後者。
生卵を溶かした甘辛ダレを鯛とごはんにかけていただく贅沢な一品です。
ちなみにタレを一気にかけすぎると少し辛くなってしまうので、少しずつかけたほうがいいと思います。
ついでに上灘駅にも立ち寄り
道の駅ふたみのすぐ近くには「伊予上灘駅」もあったので、とりあえず立ち寄ってみる。
…なんというか、普通の田舎にある駅でしたわ。
駅舎内には地元の案内人の方や簡単な展示スペースもあり、「下灘駅だけじゃないぞ」という地域の意気込みは感じられますね。時間があれば、こちらにも立ち寄ってみるとよいでしょう。
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