長野県松本市にある”美ヶ原(うつくしがはら)”は、標高約2,000mの大高原。長野県のほぼ中央に位置しており、広大な草原と美しい見晴らしが魅力のスポットです。
「王ヶ頭(おうがとう)」や「美しの塔」、「美ヶ原高原美術館」など見どころが点在しており、訪れるにはちょっとした登山レベルの体力が求められますが、それでも足を運ぶ価値のある絶景が広がっています。
高原散策は片道1時間、しっかり準備して臨もう
美ヶ原の散策ルートはアップダウンが激しく、片道で約1時間ほど歩く行程。
そのため、以下のような装備が必要です。
- 動きやすい服装・履きなれた靴
- 日差し対策(帽子・日焼け止め)
- 飲み物(夏場は特に必須)
高原とはいえ、真夏の晴天の日は日差しも強く、僕は気付けば首回りと手の甲がバッチリ日焼けしていました(痛い)。
アクセスは2ルート|裏ビーナスラインから行ってみた
美ヶ原へ向かうには、以下の2ルートがあります。
① ビーナスライン(正面ルート)
- 美ヶ原美術館まで車でアクセス可
- 山本小屋ふるさと館への歩行路あり(やや険しい)
② 裏ビーナスライン(やや難易度高)
- 武石側からアクセス
- 狭い山道やガードレールなしの区間あり
僕は今回、裏ビーナスラインを通りました。
ただ、国道254号線から美ヶ原方面へ入っていく入口のところに、「美ヶ原美術館まで通行止め」との看板があり、「え?行けへんの」と不安になること数分。
どうやら通行止めになっているのは、下画像の「武石峠から東方向のみ」っぽいので、赤いラインから黄色いラインを通れば車・バイクでも行けます。

ただし、山道の赤線区間は幅が狭く、場所によっては対向車とのすれ違いに注意が必要。
大きめの車の場合は特に慎重な運転が求められます。
駐車場からが本番!森を抜けて王ヶ頭へ
駐車場に到着したらすぐ絶景かと思いきや、そこからさらに山道を登る必要があります。
最初は木々に囲まれた道をひたすら進むルート。
人も少なく、道案内も少なめなので「これ道合ってんの?」とちょっと不安になる40歳独身。

ようやく森を抜けたかと思えば、そこからも斜面を登り続け、ようやく王ヶ頭にたどり着きました。
振り返ると、はるか下に駐車場がポツンと見える程度には歩いたようです。片道20分以上は歩いていたと思います。

美ヶ原高原を歩く!歩く!!歩く!!!
美ヶ原高原の山頂に到着すると、まず出迎えてくれるのが「美ヶ原高原」の看板と、標高2,034mに位置する「王ヶ頭ホテル」。ここから高原の反対側まで、片道およそ1時間の散策ルートが続きます。
道中には、美ヶ原のシンボルともいえる「美しの塔」や、食事や休憩ができる「ふる里館」、さらに野外アートが楽しめる「美ヶ原高原美術館」など、見どころも豊富。標高2,000mを示す展望台の看板や、岩場から見渡す雄大な山々の景色も見逃せません。
ただし、片道1時間歩いたということは、帰り道にも同じ時間がかかるということ。
行きは景色に感動しながら歩けても、帰りは少し覚悟が必要かもしれません。それでも、この絶景と澄んだ空気を味わえるなら、その疲れもきっと報われるはずです。
途中にいる牛さんにも癒されましょう。
帰り道はもうひとつのルートで快適に
実は駐車場から王ヶ頭へは2つのルートがあります。
- 階段を上る「登山道ルート(行きに使用)」
- 階段右手の「なだらかな車道風ルート(帰りに使用)」



画像の赤丸「現在地」が駐車場から王ヶ頭へ向かう場所になります。
2枚目の階段を上っていくと僕が通った獣道?になりますが、階段右側の道を進むと一見通行止めのように見えますがここを進むことができます。
体力に不安がある方は、最初からこちらを使うほうがいいかもしれません。
歩きやすいしね。
【まとめ】美ヶ原は絶景が楽しめるおすすめスポット
美ヶ原高原は、絶景が楽しめておすすめですが、しっかり探索しようと思うと意外と歩く必要があります。
- 高原散策には1〜2時間の体力が必要
- 日差し・装備・飲み物は要準備
- 駐車場からも登山が続く
- アクセスルートはビーナスラインのほうがやや楽
とはいえ、人生に一度は行ってみたい場所と言っても大げさではないくらい素晴らしいところだったので、行ったことがない方はぜひ行ってみてください。
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