明石海峡大橋は高速道路のため、125cc以下のバイクは通行できません。
現在は明石からフェリーが運航しており、バイクで淡路島へ行くことが可能になったため、ふと「そうだ、淡路島へ行こう!」と思い立ちました。
とくに淡路島のここへ行きたい!と考えていたわけでもないので、ひとまずネットで見応えのありそうな場所を検索。
その結果、「あわじ花さじき」と「パルシェ香りの館」が面白そうと思い、あとは淡路島一周しつつ気になるところがあれば立ち寄ろうという計画になりました。
淡路ジェノバラインからフェリーで淡路島へ!
明石から淡路島へ行くフェリーは、「淡路ジェノバライン明石港のりば」から出ています。
京都方面からだと2号線を西に向かって走り続け、明石駅前の交差点を左折します。
左折後に直進するとすぐに小さな橋があり、その手前を右折すると乗り場へ着きます。
バイクのりばと書かれているところに券売機があるので、そこで切符を買いましょう。料金は大人+小型バイクで1,050円です。
てか他に乗客っぽい人がおらず、バイクを止める場所がわからん…傍から見ると「アイツ、バイクを止める場所探してるな」というのが丸分かりの挙動をしている僕。
実は券売機の奥のほうに係員のおっちゃんがいたんですけど、彷徨ってる僕を見ても一向に何かを察する気配はない…
こう見えて人見知りでシャイな僕は、自分から話しかけるのが苦手なんですが勇気を振り絞っておっちゃんにバイクをどこに止めればいいかを聞くことに(心臓バクバクやで)。
結果、この辺に止めておけばいいそうです。うん、勇気を振り絞って良かった。
肩の荷が下りた僕は、周辺の「魚の棚商店街」で少し時間を潰すことに。出発の10分前くらいからバイクを積み込むための案内があるので、それくらいの時間には戻りましょう。
時刻はこちらで要確認(明石→岩屋は右側の時刻表)。フェリーが積めるのは黒字の便で、基本的に1時間に1本しかありません。
フェリーが到着すれば係員の指示に従ってバイクを積み込み、いざ、淡路島へ出発!!
明石だけに明石海峡大橋も間近に見える。
まぁ来るときも見たけどな。
フェリーは明石海峡大橋の真下を通過するので、これが意外と見応えあって楽しいです。
僕は大人なのではしゃぎませんが、心の中ではキャッキャウフフしてます。
明石と淡路島は目と鼻の先…ではないものの、わずか15分ほどで到着。意外とフェリーは揺れるので、乗り物酔いする人は対策しておいたほうがいいかもね。
到着して真っ先に見えたのが…
か、か、観覧車や~ッ!!
あんまり興味ないけど(高いとこ苦手)。
あわじ花さじき
最初の目的地である「あわじ花さじき」は、標高298~235mにある四季折々の花畑が広がる施設。
甲子園の約4倍という広大な敷地に、展望デッキからは明石海峡・大阪湾が望める絶景ポイント。時期によって景観が大きく変わるようなので、それぞれの季節で楽しめそうです。
あわじ花さじきまでの道のりですが、フェリー乗り場を出てから画像の赤丸部分の交差点には案内板がないため、通りすぎないように気を付けましょう。
28号線から157号線へ入る交差点には案内板があり、そこからはひたすら道なりに進むだけ。
ところで、淡路島と言えばどのようなイメージをお持ちですか?
…そうだね、プロテイン海だね。
でも道中は完全に山でした。まぁ平日ということもあり、道路は広めでも交通量は非常に少なく、気温も暖かくバイクで走るには絶好の条件でした。
なお、あわじ花さじきはバイクなら無料で駐車できます。
道なりに走り続け、最初に見える駐車場にバイクを止めるスペースがあります。
ん?左上に何か変なものが写り込んでる?
き、気のせいじゃないかな?
駐車場のすぐ近くには誰かが立っていましたが、誰かはわかりません。
希望に満ち溢れた少年・少女と親父ですね。
駐車場から少し奥のほうには、展望デッキや直売所、レストランなどの施設があります。
花さじきについて詳しく調べていたわけではないので、こんな標高の高い所にあるとは思っておらず、着いた瞬間から絶景にテンションが少し上がっていたのは内緒です。
僕は普段めっちゃテンション低いんで、僕のテンションを上げさせるなんてたいしたもんよ。
展望デッキからはうっすら明石海峡大橋も見えてますね。
このときはほぼ菜の花しか咲いていませんでした。花さじきを最大限に楽しむには時期外れだったと思いますが、菜の花だけでも見応えはあります。
ほのかに香る菜の花の…花っぽい香り(語彙力…)。
牛さんもモゥモゥ言うてはります。
菜の花以外には、申し訳程度に何かが咲いている…のか?咲きそうなのか?
季節によってはこの辺りも花がたくさん咲くとなると、ちゃんと見頃を調べて行くほうがいいかな。まぁ僕みたいに行きあたりばったりで行く人は少ないでしょうけど。
花さじきは思った以上に広く、すべてを見て回るのはなかなかに大変。下りた後は上るという自然の摂理には逆らえないため、頑張って駐車場まで戻りまーす。
( ゚Д゚)ヒィィ
公式サイトには開花情報なども掲載されているので、見頃を迎えた頃に行ってみてはいかがでしょうか。ちなみに、あわじ花さじきの見学はなんと…無料です!!
バイクは駐車も無料やし、タダで楽しめるって最高じゃないか!
パルシェ香りの館
続いての目的地は「パルシェ香りの館」という施設。
実は、本来なら次の目的地は洲本にある「ドラゴンクエスト記念碑」だったんですが、何を隠そう明石まで思った以上に時間がかかり、予定していたフェリーに間に合わず(1時間のロス)、先にこちらへ向かうことに。
ホンマは淡路島一周するつもりやったけど、一周してたら香りの館が閉館してしまう可能性が高かったんですよ…みなさん、時間には余裕をもって出かけましょう。
実は淡路は線香の生産で全国1位のシェアを誇り、他にも世界の香水と香料地図展示や日本の香道の展示から現代の香りまで、ここでは様々な香りに関する情報を楽しむことができます。
ということで、ちょっと迷いながらも到着。
と思ったら、この案内板からさらに1kmくらいは坂を上っていく感じ。道中まったく人気がなく、ホンマにこの先で合ってんの?と少し不安になりましたが、ちゃんと到着しました。
ここには温泉や宿泊施設もあります。
バイクの駐車スペースは施設を真っすぐに進んだ先。
見ての通り、人の気配が全然ありません。贅沢にほぼ貸し切り状態です。
この先に香りの館がありますが、その前にここに来た目的の1つを遂行しましょう。
それがコレ!
淡路島名物、淡路島バーガーでございます!
ここのバーガーは自家栽培のハーブを使用。パティ・バンズ・トッピングにハーブが使用され、そこいらのハンバーガーよりも上品なお味です。
ソースの味付けはそんなに濃くないのに、お肉と野菜、バンズの旨みがしっかりしているので非常に美味しかったです。
今や淡路島バーガーはそこらじゅうで食べられますが、ハーブを使用したものはここでしか食べられない…気がするので特別感がありますね。
単品700円、ドリンクセットで950円なら価値ある一品。外のベンチでゆったりとハンバーガーを味わった後は、香りの館へ突撃です。
意気揚々と突入したものの、ホンマに人がいないので開いているのか不安になるわ。人込みは嫌やけど、多少の雑音は欲しいと思うのはワガママですか?
まぁ気にせず入館すると、最初に目についたのは様々なスパイスが並んでいるコーナー。
僕は自分でスパイスからカレーを作るので、よく見るスパイスが並んでて面白かったです。
てか普通に瓶のふたが開けられるんですけど、これ触っていいのか?「触らないでください」的な注意書きもないから大丈夫やと思うけど、他に人がいないので勝手がわからん!
と思いつつ、勝手に開けて匂いを嗅いでましたけどね。
他にもアロマオイル的なやつもあり、左側の小瓶を一人で全種類嗅いでやりました。
一時的に全身からとても良い香りが漂う中年男の誕生です。
施設の庭?からは、良い景色が眺めました。
すぐ近くにはかの有名(?)な「幸せの階段」が!
何をもって幸せとするのか、僕は40年ほど考えていますが未だに答えが出ません。ここを通ればその答えが出るのかな…と期待しつつ、もちろん僕は通りませんでした。
「幸せの」と付ければ誰でもホイホイ釣れると思うなよ!お前のことだよ、幸せのパンケーキッ!!
ここから淡路島の外周道路を走ってフェリー乗り場に向かう途中、幸せのパンケーキというカフェがあったんですよ。花さじきも香りの館も全然人がいなかったのに、なんとそのカフェには行列ができていたんです。
いやいや、パンケーキはパンケーキやろ?と思いながら華麗にスルーしましたが、みんなこういうネーミング好きねぇ…
その後、京都に帰っていつもの出勤ルートを歩いていると、なんとそこにも幸せのパンケーキのカフェがありました。そこにはいつも行列なんかできてませんけどね。
う~ん…世の中には不思議がいっぱいだなぁ。
話は戻って、「香りの小道」には様々な種類のハーブが…
まだ咲き乱れてなかった。
顔を近づけるとほのかに香りは感じられましたが、さすがにまだ時期じゃないってことですよね?
個人的に気になったスパイスフレグランスのカレープラント。近くで嗅ぐと、ホンマにカレーの匂いがしました。
施設の入口付近にあるショップには、線香やアロマなどがたくさん置いてあります。
以前から部屋を線香の香りにしたいなぁと考えていたので、何か買って帰ろうと思ったものの、数が多すぎて選べず断念…
途中から別に線香とかどこでも買えるしなぁ…とか思い始めると、線香に限らず旅先でなんか買おうと思わなくなるんですよね。
どうせ買うならそこでしか買えない(食べられない)ものがいいですよね。それこそ旅の醍醐味とも思うし、家にいながら何でも買えるのは便利やと思う反面、希少価値を感じるものが少なくなったなぁと感じる今日この頃。
ここにはこんな枕も売っているので、気になる方はぜひお買い求めを。
すでに自宅~明石~淡路島と8時間ほどバイクで走っているので、まぁまぁお疲れの僕。ちょうど温泉があったので、そこで疲れを癒してから香りの館を後にします。
香りの館は宿泊もできるし、なんといってもハーブハンバーガーは穴場グルメと呼ぶにふさわしい逸品だと思うので、淡路島へ行くときはコースに組み入れてみてはいかがでしょうか。
なお、香りの館の入館料はなんと…無料です!お金をかけずに楽しむ天才かよ!
あ、温泉はお金いるよ。
サンセットラインを通り岩屋港へ
淡路島の西側を南北に走る31号線は、サンセットラインと呼ばれる絶景が一望できるポイント。
ただ、僕が通ったときはまだ夕陽が落ちる時間じゃなかったので、普通の海岸沿いをドライブする感じになりましたね。
途中、クラフトサーカス海王市場という仰々しい名前の施設にも立ち寄る。
ここはレストランやショッピングができる施設で、海鮮が美味そうだ~。
ただ、独り身の僕に更なる絶望感を与えたいのか、メニューは2~3名様分からという悲しみ。
仕方なくお土産コーナーを物色していると、健康な食生活を意識する僕の目に飛び込んできたのは「無添加」と書かれた鶏のおやつ?的な商品。
乾燥させた胸肉とささみの二種類があり、試食用が置いてあったのでそれぞれ一口いただく。…正直、ほとんど味がなくてお世辞にも美味しいとは思わなかったです。
あまりにも淡泊な味やなって思いましたが、よくよく周辺を見ると「犬のおやつ」って書いてあるやんけッ!!
この施設にはドッグテラスという犬を連れては入れるカフェもあるので、そういうコーナーが用意されていたんですね。そうとは知らず、犬のおやつを試食する人間とは…僕のことだ。
犬のおやつと気付いた後、後ろにいた女性たちから何か視線を感じたのは言うまでもない。紛らわしいからもっとデカデカと書いといてください!!
その後、道の駅あわじで明石海峡大橋を撮影し、夕食を食べに行きました。
夕食は友明丸というところで海鮮丼を…と思ったけど、たこめしも捨てがたいとなってこちらを選択。
せっかくなんで鯛の天ぷら付のセットではなく、天ぷらの盛り合わせを頼みました。
天ぷらは玉ねぎ・鯛2切れ・鰯・タコ・大葉。鯛が結構な大きさで、魚メインにもかかわらず1,480円はお値打ちですね。
ただ、「鯛造り定食」だったので鯛めしではなくたこめしにしたわけですが…
このお造り、鯛じゃなくね?笑
食べた感じ、まぐろ(ヨコワ?)とブリっぽい気がしたけど、美味しかったから良しとしよう。
たこめしはフェリーの時間が迫っていたので、写真を撮るのも忘れ急いで食べました。
あ、美味しかったです(読書感想文)。
そして急いでいるにもかかわらず、前の客が会計でペイペイで払おうとするも上手く読み取れず、さっさと別の支払いにすればいいものを「なんでやろ~?」となかなか会計が終わらない。
フェリー出発まで残り10分…これで乗り遅れたら1時間待ちぼうけを喰らうので、さすがにちょっと焦りましたがなんとか無事に間に合いました。
さらば淡路島、さらば観覧車よ。
フェリーがめっちゃ揺れるので、写真もブレッブレです。
ただ明石海峡大橋の下を通るだけの動画。(爆音注意)
ということで、淡路島バイク旅は終了。
明石で一泊した後、以前から知り合いに勧められていた東大阪~奈良に通じる「暗峠(くらがりとうげ)」を通り、自宅(京都)へ帰宅するのでありました。
勾配やばすッ!
足場ガタガタッ!
終わりッ!
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