巷で大人気?のスパイスカレー。
あの独特な香りを放つスパイスカレーを作るには、数十種類ものスパイスを使いこなさないといけない…なんて思っていませんか?
実は、スパイスカレーって基本のスパイスとされる4種類があれば作れるんです。なんなら、3種類でも作れます。
もっと言うと、2種類でもできんじゃねーの?っていうくらい、美味しいスパイスカレーは簡単に作れますよ。
ここではスパイスカレーに必要な基本のスパイスについて紹介していきます。
基本のスパイス
スパイスカレーで必要な基本のスパイスは以下の4つ。
- ターメリック
- クミン
- コリアンダー
- カイエンペッパー
レシピによってはクミンを抜いた3つで作るものや、辛みを付けないためにカイエンペッパーを使わないなど様々。
基本のスパイスなんて言っていますが、これを使わなければスパイスカレーじゃねぇッ!といった決まりもないですからね。
そもそも、スパイスカレーという定義も曖昧で、インドカレーとスパイスカレーの違いとは?と聞かれても、正確に答えられる人はいないと思います。
スパイスの役割
スパイスは何を使っても自由ですが、それぞれの役割はあるので、適当に放り込んで美味しいカレーが作れるかどうかは別問題です。
スパイスの役割としては、大きく3つに分けられます。
- 色付け
- 香り付け
- 辛み付け
つまり、色付けと香り付けの2種類のスパイスでカレーは作れるけど、色付けと色付けの2種類だと…果たして何が出来上がるのだろうか?
基本のスパイス4種を役割で分けると、このようになります。
- 色付け…ターメリック
- 香り付け…クミン・コリアンダー
- 辛み付け…カイエンペッパー
これは主な役割なので、ターメリックには香りがないというわけでもありません。ターメリックには、なんともいえない土っぽい香りがあり、これを入れることでカレー感が強くなります。
では、それぞれのスパイスについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
ターメリック
ターメリックは主に色付けに使われるスパイスで、別名は「ウコン」です。
インド原産ショウガ科の植物の根の部分で、鮮やかな黄色ですが入れすぎると苦味が出るので注意。
ターメリックの色素「クルクミン」は油溶性なので、油で炒めることでしっかりと色が出ます。
このクルクミンの効能が非常に注目されており、スパイスカレーは健康効果も期待できます。
クミン
クミンは主に香り付けに使われるスパイスで、カレーっぽい香りはクミンによるところが大きいです。
セリ科の一年草の種子部分を使用し、カレーには粒の状態(クミンシード)でもよく使われますね。
炒めものに加えることでエスニック感が出たり、ご飯を炊くときに加えてジーラライスを作ることもできます。
ジーラライスはインドでよく食べれているそうで、もちろんカレーとの相性も抜群です!
コリアンダー
コリアンダーは主に香り付けに使われるスパイスで、とても良い香りがします。
実はこれ、葉っぱの部分はあの「パクチー」。
コリアンダーは同じ植物の種子部分で、こちらは万人受けしそうな柑橘系の爽やかな香りです。
他のスパイスに比べて、多めに入れられることが多いのも特徴ですね。
カイエンペッパー
カイエンペッパーは辛み付けに使われるスパイスで、乾燥させた赤唐辛子を粉にしたものです。
チリペッパーと書かれることもありますが、どちらも赤唐辛子で基本的には同じと考えていいでしょう。
しかし、チリパウダーと書かれているものは別。チリパウダーは他のスパイスをブレンドしてミックススパイスを指します。
少量でも辛みがあるので、分量には注意してください。
ちなみに、口の中が辛くて痛ぇ~ッ!となったときは、水よりも乳製品(牛乳やヨーグルト)を飲むと辛みが抑えられます。
唐辛子の辛み成分「カプサイシン」は水に溶けない油溶性なので、水を飲んでも洗い流せないんですね。
その点、乳製品に含まれる「カゼイン」はカプサイシンと結びつき、辛さを和らげてくれるとか。
料理は化学…とはよく言ったものだ。
まとめ
基本のスパイス4種があれば、具材を変えるだけで色んなカレーを作ることができます。
作り方は簡単ですが、炒め加減は慣れないうちだと難しく感じるかも。そこは経験を積むしかないですね。
基本のスパイスなら近所のスーパーでも手に入ると思いますが、ぶっちゃけ量が少なく値段が高いので、ネットで揃えるほうがお勧め。
たっぷり入っているので、何回もカレー作りにチャレンジすることができますよ。
神戸スパイスでは基本のスパイス4種にミックススパイスの「ガラムマサラ」がセットになって販売されています。
ガラムマサラは様々なスパイスがミックスされており、仕上げに加えることでスパイスの香りが引き立つので、持っておくと便利です!
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